欧有力企業が日本参入 -電気・ガスのグループ切替ー

【ガスエネルギー新聞、2018年2月5日、5面】

欧米で家庭向け電気・ガス契約の「グループ切替プログラム」を提供しているiChoosr(アイチューザー)は2017年11月に日本法人を設立し、18年1月から事業を開始した。同社は16年から日本市場の調査を実施。電力・ガス小売り市場が大きく、事業性があると判断し、参入を決めた。ベルギー、オランダ、英国、米国で計140万件の契約切り替えを支援したノウハウを生かし、事業を展開していく。

アイチューザーは08年設立。オランダ・アムステルダムに本社を置き、従業員数は68人。

同社が提供するプログラムは、自治体や消費者団体などと共同で、光熱費を下げたい需要家や、再生可能エネルギー比率の高い電気を利用したい需要家を募集。応募者に対し、最も条件の良い料金プランを提示できる小売事業者をオークションで選定し、応募者全員に切り替えを提案できる機会を与えるもの。

日本法人の藤井俊嗣代表取締役は「このプログラムは需要家が光熱費を下げられるだけでなく、自治体には低炭素化政策を推進できるメリット、小売事業者にも切り替えに関する営業コストを低減できるメリットがある」と説明する。

第一弾として、東北地方の自治体と連携し、6月頃から同プログラムを実施する予定。再生可能エネルギーや地産地消型のエネルギーを利用したい需要家を募る方針だ。

アイチューザーは太陽光発電設備の普及・拡大に取り組みたい自治体と共同で、太陽光発電を設置したい需要家を募り、最も良い条件を提示した事業者に提案機会を付与するグループ購入プログラムも実施している。欧州では4万世帯が設置した実績を持つ。日本でも同プログラムを展開していく。

将来的には蓄電池や高効率給湯器の導入プログラムの実施も検討していく方針だ。

https://www.gas-enenews.co.jp/news/?action=view&id=2641

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